フリーランス管理栄養士になるには?働き方や仕事内容・収入を紹介

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「もっと自由に管理栄養士として働きたい」と悩んでいませんか?
管理栄養士の仕事は事務仕事だけでなく、厨房内の業務が含まれていることが多いもの…。
早朝出勤や遅番があると子育てや介護がある場合、両立するのが難しく感じてしまいますよね。

この記事を読んで解決するお悩み

  • 子育て・介護と仕事を共立させるためにフリーランスになりたいが収入が不安
  • 自由に管理栄養士として仕事がしたいが、どのような仕事があるか分からない
  • 好きなこと、得意なことを仕事にしたい
  • フリーランスでの仕事の探し方が分からない
  • フリーランスのメリットとデメリットを具体的に知りたい

実は、フリーランス管理栄養士として活躍している人はたくさんいます!
やはり給与が上がらなかったり、プライベートを犠牲にせざるを得ない部分があるためでしょう。

この記事では、フリーランス管理栄養士になる方法や手続き、仕事内容から探し方、メリット・デメリットまで具体的にご紹介します。

記事を読み終えると、管理栄養士としての働き方の見る目が変わり、プライベートと仕事を両立できる方法がわかります。
フリーランス管理栄養士としてどのように仕事を探したらよいか分からなかった人も必見です!

目次

フリーランスで管理栄養士になるには?

フリーランス管理栄養士になるのに必要な資格・手続き
  1. 管理栄養士の資格を取得する
  2. 開業届を提出する
  3. 栄養関連の資格を取得する

フリーランスとして働くだけであれば、必須ではない資格・手続きばかり。
それぞれ詳しくご紹介します。

①管理栄養士の資格を取得する

フリーランスで管理栄養士を名乗る場合は「管理栄養士」の国家資格が必要
管理栄養士は名称独占の職業で、資格をもたない人が「管理栄養士」を名乗ることができないのです。

しかしながら、業務独占ではないため「管理栄養士」の資格をもたなくても、仕事自体に従事することは問題ありません。
「管理栄養士」を名乗らなければ、資格がなくてもフリーランスとしての活動はできます。

②開業届の提出

フリーランス(個人)として働く場合、開業届を税務署へ提出しましょう。
開業届を提出することで青色申告ができるようになります。
青色申告の場合最大65万円の特別控除を受けられ節税対策になるのが大きなメリット。

しかしながら、開業届を提出しなくても確定申告(白色申告)を行えばフリーランスとして働くことは可能です。

〈国税庁〉個人事業の開業・廃業等届出書【PDFファイル】
〈国税庁〉個人事業の開業・廃業等届出書の書き方【PDFファイル】

開業届はPC上のe-Taxでも提出できます。
不安な人は税務署で直接手続きでき、送付でも受付可能です。

③栄養関連の資格を取得する

フリーランス管理栄養士として仕事をするにあたって、もっていると便利な資格を一部紹介します。

  1. 特定保健指導担当管理栄養士
  2. 産業栄養管理者
  3. 野菜ソムリエ

①特定保健指導担当管理栄養士

特定保健指導担当管理栄養士とは、特定保健指導を受ける対象者に対して食事に関するアドバイスや指導を行う管理栄養士のこと。
特定保健指導は、生活習慣病の予防や改善を目的とした国の健康増進政策の一つです。

特定保健指導は肥満や高血圧、糖尿病などの生活習慣病のリスクが高いとされる人々を対象として行われます。
特定保健指導担当管理栄養士は、対象者の食事内容や生活習慣を詳しく把握し、適切な食事や生活習慣の改善を支援することで、健康な生活をサポートするのが仕事です。

フリーランス管理栄養士として働いている人は、特定保健指導に従事している人が多数
持っておくと安心の資格です。

②産業栄養管理者

産業栄養管理者は、企業や施設などの組織において、従業員や利用者の健康管理や栄養指導を行う専門家のこと。
産業栄養管理者は、組織内での食事提供の計画や管理、栄養アセスメント、健康増進プログラムの開発・実施、従業員や利用者への栄養指導などを通じて、健康促進や生産性向上に貢献します。
産業栄養管理者は、管理栄養士の資格を持っていることが一般的であり、食品、栄養学、管理学などの知識を活かして、組織全体の健康経営をサポートする役割を果たしているのです。

  1. 管理栄養士の資格取得
  2. 実務経験の取得: 管理栄養士の資格取得後、一定期間の実務経験を積むことが必要が。
    産業栄養管理者に求められる実務経験の期間や内容は、雇用先や業種によって異なります。
  3. 産業栄養管理者の資格取得: 実務経験を経て、日本管理栄養士会や関連団体が実施する産業栄養管理者の試験に合格すると、産業栄養管理者の資格を取得することができます。
    試験内容は、管理栄養士の知識や技術に加えて、産業現場での栄養管理に関する事項が含まれます。

③野菜ソムリエ

野菜ソムリエとは、野菜について専門的な知識を持ち、食のプロフェッショナルとして活動する人のこと。
野菜の選び方、保存方法、調理法、栄養価、生産方法などについて幅広い知識を持ち、野菜の魅力や健康への効果を伝えることを目的としています。

野菜ソムリエは、レストランや料理教室、食品会社などで活躍する他、食育活動や健康推進活動にも関わることも。
野菜ソムリエの資格は、一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が認定するものがあります。

  1. 野菜ソムリエ養成講座の受講: 野菜ソムリエ協会が主催する野菜ソムリエ養成講座に申し込み受講。
    野菜に関する知識や技術、調理法、栄養学などを学びます。
  2. 講座修了: 養成講座を修了し、講座の試験に合格することが必須。
    試験には筆記試験や実技試験が含まれる場合があります。
  3. 資格取得: 養成講座修了および試験合格後、野菜ソムリエの資格を取得。
    資格取得後は、野菜ソムリエとしての活動を開始することができます。

野菜ソムリエの資格は、一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が認定しており、定期的な研修や活動への参加が求められる場合があります。

自分の強みがアピールできる資格を取得したいですね♪

フリーランス管理栄養士の6つの働き方!仕事内容を紹介

フリーランス管理栄養士の多くが活躍している働き方を6つご紹介します。

フリーランス管理栄養士の6つの働き方
  • 特定保健指導
  • 料理教室
  • レシピ開発・料理写真撮影
  • 記事執筆
  • セミナーでの講演
  • 出張料理・料理代行

①特定保健指導

フリーランス管理栄養士の中で最も多いのは特定保健指導。
ほかの仕事と同時に安定的に得られる収入源です。

特定保健指導は基本的に業務委託契約ね特定保健指導一軒ごとに金額が決まっている歩合制が主流。
特定保健指導の面談1軒当たり3000円から5000円となるので安定して稼ぐことができます。

大手の会社だと「SOMPOヘルスサポート」や「ベネフィット・ワンが有名です。

②料理教室

料理教室を開いている先生の中庭管理栄養士の資格を持っている人も多く見受けられます。
料理教室を開く場合、料理の作り方だけでなく、盛り付けやテーブルコーディネートなども考えるとこが必要。

また、開催場所の手配や集客といったその他の業務も担わなければいけません…。
自宅のキッチンを使って定期的な料理教室を開催できれば、一定の収入を見込むことができます。

③レシピ開発・料理写真撮影

健康的なレシピを考えるのは管理栄養士の強みです。
レシピ開発の中には、企業の自社製品を使ったものや、レシピ本に掲載するもの、ウェブサイトに掲載するものなど様々。

単純にレシピを考えるだけのこともありますが、写真撮影を伴う仕事も多数あります。
レシピ開発を受託しようと考える場合、料理の撮影スキルが求められることが多いでしょう。

④記事執筆

記事の執筆はオークのフリーランス管理栄養士の大切な収入源です。
ウェブサイトだけでなく、雑誌や本などのコラム記事の作成も多くのフリーランス管理栄養士がになっています。

内容は企業製品の紹介や健康や栄養に関する雑学など様々。
記事執筆に関するスキルを身につけておくことで他の仕事でも活かすことが可能です。

⑤セミナーでの講演

フリーランス管理栄養士の中にはセミナーで講演している人もいます。
テーマは食育や栄養学などさまざま。

管理栄養士がメインの講義だけでなく、パネルディスカッションで栄養専門家として参加するケースがあります。
セミナーの講演の仕事にはプレゼンテーション力や質疑応答への即時対応が必要です。

⑥出張料理・料理代行

出張料理とは依頼者の自宅に訪問し料理を作る仕事です。
多忙な平日をの分だけ料理の作り置きをしたり、ホームパーティーやイベントでのおもてなし料理をすることがあります。

フリーランスの管理栄養士としては栄養バランスの良い健康的なメニューや、離乳食、アレルギー対応などの専門的な知識が求められるでしょう。

自分に合った仕事を探してみましょう!

フリーランス管理栄養士の収入は?年収の相場は?

フリーランスの管理栄養士が稼ぐ平均年収は約350万から450万円です。
年収600万円以上稼ぐ人がもいたり、年収100万円以下に収めている人がいたり…。
年収にばらつきがあるのが現実です。

年収が高い人はレシピ本を出版したり講演会を開いたりさまざまな活動をしています。
しかしながら、子育てや介護など扶養内に収めている人も多く存在するのです。

Xでの年収ツイートを一部抜粋しました。

https://twitter.com/emimi151525/status/1733975722967146609

年収1000万円を超えたという強者もいるそうで、働き方によっては夢のある仕事と言えます。

管理栄養士の平均年収くらいは見込めそうです…。
収入アップも期待できるから、働き甲斐はありそうですね♪

フリーランスになる5つのメリットとデメリット

フリーランスで働く場合のメリットとデメリットをご紹介します。
どちらも理解した上で、フリーランスの道へいくのがおすすめです。

フリーランスになる5つのメリット

フリーランスになる5つのメリット
  • 時間管理が自由にできる
  • 収入アップが期待できる
  • 自己成長に繋がる
  • キャリアの幅が広がる
  • 場所や時間の制約が少ない

フリーランスは自分の時間を自由に管理できるため、自分のペースやスタイルで働くけるのが一番のメリットです。
会社員のように固定の収入ではないため収入アップも期待できるでしょう。

フリーランスは自分で仕事を探し、クライアントとの交渉を行うことで、ビジネススキルやコミュニケーション能力が向上します。
また、さまざまなプロジェクトに携わることでスキルや知識が広がることもあるでしょう。

場所や時間の制約も少なく、インターネットを通じて仕事を行うことができるためリモートワークが容易であり、旅行しながら仕事をすることも可能です。

これらのメリットを活かして、自分のキャリアや生活をより充実させることができるかもしれません。

フリーランスになる5つのデメリット

フリーランスになる5つのデメリット
  • 収入が不安定になる
  • 健康保険や年金の支払いが自己負担になる
  • 労働時間が長くなる可能性がある
  • 孤独を感じる
  • 知識やスキルがないと仕事を摂れない可能性がある

フリーランスの最も大きなデメリットは収入が安定しないこと
特に始めたばかりの時期は収入が0になる可能性もあるのが現実です。

さらに、会社員とは違って健康保険や年金など社会保険料を自身で支払う必要があり、負担が大きくなる可能性も…。
また、仕事探しやクライアント交渉など全てを自身でしなければならないことも多く、実質労働時間が会社員より長くなってしまうかもしれません。

加えて、フリーランスは周囲とのコミュニケーションが少なくなることで孤独感を感じる人も多くいます。
スキルの面においても、病院や委託給食会社出身のフリーランス管理栄養士はマーケティング力や営業力が乏しい人も多いでしょう。

これらのデメリットを考慮しながら、フリーランスとしての活動を計画し、対策を考えることが重要です。

デメリットを上回るほどメリットを感じられれば
フリーランスで頑張りたいです!

フリーランスで仕事をふやすために大切な5つのこと

メリット・デメリットを理解した上で、フリーランス管理栄養士として働きたいときに仕事を増やすために大切なことを5つご紹介します。

フリーランスで仕事を増やすため大切な5つのポイント
  • 自分の強みや特徴を明確にしてアピールすること
  • 業界や地域コミュニティに参加し、SNSやイベントなどを活用してネットワークを構築する
  • クライアントと関係を築き、継続して仕事をもらえるようにする
  • 自分のサービスを積極的にアピールし、ブログやSNSで新規案件を獲得していく
  • 市場ニーズに合わせて自身のスキルアップに努める

これらのポイントを意識しながら、積極的に仕事を探し、自己成長を図ることが重要です。

まとめ

フリーランス管理栄養士になるには
  • フリーランス管理栄養士に必要な資格・手続きは管理栄養士の資格取得、開業届の提出、栄養関連の資格取得
  • フリーランス管理栄養士の主な6つの仕事は特定保健指導、料理教室、レシピ開発・料理写真撮影、記事執筆、セミナーでの講演、出張料理・料理代行
  • フリーランスの管理栄養士が稼ぐ平均年収は約350万から450万円
  • フリーランスのメリットは時間管理が自由、収入アップが期待できる、自己成長に繋がる、キャリアの幅が広がる、場所や時間の制約が少ない
  • フリーランスになるデメリットは収入が不安定になること、健康保険や年金の支払いが自己負担になること、労働時間が長くなる可能性があること、孤独を感じること、知識やスキルがないと仕事を摂れない可能性があること

ネット社会が拡大し、病院や施設、給食以外でも管理栄養士の活躍の場が広がっています。
現在の仕事に不満があるのであれば、フリーランス管理栄養士に挑戦することを考えてみてはいかがでしょうか?

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